胃がん検診

日本人のがんの特徴は、胃がんが多いことです。平成10年に初めて死亡数が肺がんに抜かれて2位になりましたが、「がん」にかかる部位としては依然として1位であり、日本で1番患者数の多い「がん」であると言えます。
しかし、近年診断法の進歩により、早期がんの段階で発見されれば、効果的な治療を行えるようになり、治療成績が向上しています。
しかし、近年診断法の進歩により、早期がんの段階で発見されれば、効果的な治療を行えるようになり、治療成績が向上しています。
当事業団では胃部検診車を7台体制で、各市町村の住民及び事業所の職員の方々を対象に巡回方式で胃がん検診を行っています。
また、保健センターの人間ドック(総合健診)においては上部消化管検査(食道、十二指腸を含む)を受診出来ます。
◎胃部検診車配置状況
県北健診センター 2台(内デジタル車1台)
中央健診センター 3台(内デジタル車3台)
県南健診センター 2台(内デジタル車1台)
中央健診センター 3台(内デジタル車3台)
県南健診センター 2台(内デジタル車1台)
※(公財)秋田県総合保健事業団は日本消化器がん検診学会指導施設に登録されています。
検診内容
胃がん検診の撮影法は、X線吸収の多いバリウム(造影剤)とX線吸収の少ない炭酸ガス(発泡剤)を飲用して小さな病変を写し出す方法です。
撮影後は、2名以上の医師により判定され、結果が出ます。
撮影後は、2名以上の医師により判定され、結果が出ます。
注意事項
以下の方は、胃エックス線検査を受診できません。医師と相談のうえ内視鏡検査をお勧めします。
- 妊娠している方、又は妊娠の可能性のある方。
- 喉の病気や手術をした方。


- 深酒を慎み、食事は普通に摂り、午後9時以降は一切口にしないようにしてください。

- 朝起きたら絶対に飲食せず、煙草も控えるようにしてください。
- 服装はボタン・ホック・ファスナー等のついていない服装でおいでください。

- 受付・問診
・ 受診票に基づき既往歴や現在の胃の状況等の問診を受けます。
・ 下剤の説明を受け下剤をもらいます。
※便秘ぎみの方、過去にバリウムの排出に難儀した方は、下剤を多めにもらうようにして下さい。 - 撮影の準備
・ 検診車に入ったら、撮影に支障をきたすボタン・ホック・ファスナー等の金具やかたい物のついた衣服を脱いで 、係りの指示があるまで待ちます。
※カーテンで仕切られた更衣スペースのある検診車もありますので、女性の方の着替えも安心して行えます。 - 発泡剤とバリウムを飲む
・ 係りの指示があったら、発泡剤(胃を膨らませる薬)をバリウムで飲みます。
バリウムは、こぼさずにゆっくりと飲んでください。
※バリウムを飲む時にむせたりして、気管支に入ってしまった場合(誤嚥した場合)は、検査を中止する場合があります。
発泡剤を飲むと胃が膨らみゲップが出やすくなりますが、検査終了まで我慢するようにしてください。
(必要以上にゲップが出てしまい撮影に支障をきたす場合は、追加で発泡剤を飲んでもらう場合があります。) - エックス線撮影
・ 寝台に乗ってもらい、撮影技師の指示に従い体を動かしてもらい8枚以上の撮影をします。
検査中はバリウムを胃壁にまんべんなく付着させるために 何度か寝台上で回転してもらったり、頭が下がった状態になったりします。 - 下剤を飲む
・ 検査が終了したら、なるべく早めに下剤を多めの水(コップ2~3杯程度)で飲んで下さい。
・ 便がでるまで水分(水でもお茶でも何でもいいです)を多めに摂るようにしてください。
・ 食事は普通どおりして下さい。
・ 白い便がでますが、バリウムですのでご安心ください。
※バリウムは腸で水分を吸収すると、非常に固くなってしまいます。水分を摂らずに放置しておくと排泄が困難になり、まれに腸を傷つけたりし、外科的処置が必要になる場合がありますので、 バリウムを排泄するまでは断続的に水分を摂るようにしてください。
※検診時に配布しているパンフレットはこちらからご覧いただけます。